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突然の論評(笑)。
最近ハマっているものとか。

———————

●ブラックジャック(手塚治虫)
→いつか最初から最後まで一気に読みたい!
と常々思っていた気持ちが爆発し、せっせと文庫本を集めています。いやー面白い!
そして、思っていた以上にブラックジャックがかっこよくて驚いています(失礼)。

何巻目かの解説でどなたかが仰っていた「彼はやさしい心根をストレートに出せない、本質的にはシャイな男である」なんだかこの言葉が、すべてを集約しているような。
漫画を読むまでは、徹底した無慈悲な悪徳医師なのかしらと勝手に想像していたのですが。
「ピノコの保護者です」と自ら言うところが、とてつもなくさみしん坊なんだろうなという気がしたり。

漫画にせよ小説にせよ表現する人間が描くものというのは、現実世界では実現し得ない、作家の理想や心の底の願望が表に出てくるものだと いうふうに自分は思っています。
医者という立場からでは実現できなかった、手塚先生の「こうだったらいいのに」「こうできたらよかった」みたいな気持ちの現れが、ブラックジャックの存在なんだろうなあと、勝手に想像してしまいます。


●マイ・ガール(1991/アメリカ)
→子供のころ観たきりで、でも自分の中で強烈に印象に残っている映画。
昔の自分がこれを観て何を感じていたのかはよく思い出せませんが、親友の死というショッキングなストーリーが幼心に衝撃的だったのを覚えています。
改めて観てみると、とにかくもう、ベーダがかわいい(笑)。

子供のころってほんとに、そのときどきで乗り越えなければならない何かがあって、それは誰にも頼れず自分で解決するしかないもので、
ひとりで悩んで、悩んで悩んで、悩み尽くすしかないもので。
解決という終わりがくるのかもわからないまま延々と過ごす時間が、ただ毎日、生きてるだけの時間が、今思えばほんとうに長く、永遠みたいな時間だったなあと 思ったりしてしまいました。
あくまでも自分の思春期のころの話。笑
いまは自分以外のものを見渡す目や感覚が、少しは広がっているけれど。そうじゃなかった頃の、もう全身で考え尽くして、悩み尽くしていたころの自分を、ちょっと思い出しました。

大人はぜんぜん、わかってくれないんだよねえ っていう子供の気持ちと、子供の気持ちを理解したいと奔走する大人の気持ちと、今はどっちもなんとなくわかるから、あぁーせつないなあ、とか おもう。
優しい大人のひとに囲まれて良かったね、ベーダ。


つづく?

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